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VOCALOID関連の話題(2014年10月11日)

体調不良が原因でしばらく取り上げられなかったものを含め、ボカロ関連のトピックを取り上げていきます。

今回はクリプトン関連が多めなので、クリプトンボカロに関心がない人はスルー推奨。

公式「VOCALOIDはヤマハの登録商標です。」

少し前に、VOCALOIDの開発者、剣持氏が「VOCALOIDはヤマハの登録商標なので、音声合成技術の総称にしないで下さい」とつぶやき、話題になりました。

「ファミコン」(ゲーム機の総称として使われることがある)や「ホッチキス」(本来はステープラー)と同様、VOCALOIDも商標の一般名詞化しつつありますね。一般名詞化はその商品がその分野を代表する商品になったという証とも言えます。しかし、商標保持者が一般名詞化を恐れるのは、商標権を主張できなくなってしまうからです。それを防ぐには「VOCALOIDはヤマハの登録商標です」って言い続けなければいけません。

特にUTAUがVOCALOIDの一部とされる傾向が強いです。UTAU関連の動画がニコ動のカテゴリーで「VOCALOID」とされたり、UTAU曲がカラオケでは「ボカロ曲」のカテゴリーに入っていたりします。気にしない人が多いようですが、初期からボカロに親しんでいる私は違和感を感じています。LinuxをWindowsって呼ぶような違和感。

UTAUはVOCALOIDとはまた違う音声合成技術です。私はUTAUには詳しくないので、こちらをご覧下さい。

別のものに例えると、VOCALOIDはヤマハがエンジンを作って、各メーカーがライブラリを開発・販売するのでWindowsのような感じで、UTAUはユーザーが自由に作っているのでLinuxのような感じ。

VOCALOIDが音声合成技術の総称になっている現状を打破するには以下のことに取り組む必要があると思ってます。

  1. ヤマハが「VOCALOIDはヤマハの登録商標です」と言い続ける
  2. 新たな音声合成技術の総称を考える
  3. 企業(ニコ動、カラオケ機器メーカーなど)に正しい表現をするように指導する
  4. 報道機関に正しく報道するように指導する

1は前述の通り。

2は新たな名称を考えても普及しないと意味がありません。結局VOCALOIDが使われるようになったら同じです。実際、以前NHKは「エレうた」というボカロ曲を紹介する番組で(商標を出せないというNHK的ルールの関係もあり)「エレうたソフト」という呼称を提唱していましたが、番組も終了し、定着しませんでした。

3については、ヤマハがユーザーに正しい表現を強制することはできません。ユーザーに誤用が広がっているのは企業が誤用をしているのも大きいです。企業が率先して正しい表現をすることで、ユーザーにも正しい表現が広まりやすくなります。また、企業が2の新たな名称を使ったら、普及する可能性が高くなるでしょう。

4はほぼ3と同じ。報道機関が正しく報道したら、読者にも正しい知識が広まりやすくなるのです。

クリプトンの社長「日本人の美意識は日本の文化的遺産」

クリプトン伊藤社長のインタビュー。

初音ミク生みの親=クリプトン伊藤博之社長インタビュー「今は“いかに狭く売るか”という試みが大事」 – Real Sound|リアルサウンド

音楽文化を取り巻く環境についてフォーカスし、キーパーソンに今後のあり方を聞くインタビューシリーズ。第3回目は、ボーカロイド「初音ミク」の生みの親としても知られるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が登場。「初音ミク」がここまでの支持を集めた理由や、クリエイターの新しいあり方とその支援方法、さらには初音ミクのコンサートと展示スペースなどを併催した一大イベント『マジカルミライ』について、存分に語ってもらった。

気になったところを抜粋。


ひとつは、拡散するツール、場所としてのインターネットや動画共有サイトの普及。ふたつ目は、個人の創造性をサポートするツールとして、コンピューターとソフトウェアが高性能・低価格化し、DIY革命のようなものが起こったこと。最後は「人は案外クリエイティブだ」ということです。つまり、音楽は一部の天才が生みだすものではない。人間はきっかけがあれば誰でも創造する生き物で、ルネッサンス的にそれを再認識したことが重要でした。石油のような天然資源は、やみくもに地面を掘っても出ない。過去に何かの蓄積があったから石油が生まれ、それをうまく掘り当ててはじめて油田が出るんです。同じように、いくらインターネットが普及し、ツールも高性能で安くても、何もない地面を掘り進めても油は出ません。初音ミクというドリルで堀った先に資源があったから、このような油田ができたのだと思っています。

――クリエイティビティーという資源が、日本にあったと?

伊藤:そうですね。他の国で同じことをやって同じ結果になったかと言えば、そこはクエスチョンマークがつきます。クラスの女子の半分以上がきれいな絵を描く国は珍しい。そもそも外国の人の多くは、あまりきちんと「丸と線」が描けません。それをもってクリエイティブだというと違うかもしれませんが、きちんと図を把握して形にすることができる――そういう美意識を持っている、というのは日本の文化的な資産です。

――音楽面でいうと、日本に以前からあったボカロに繋がる文化的な資産としては、MIDI等を使った音楽制作の蓄積がありますね。

伊藤:日本人は、フィジカルな部分でマッチョに自分を表現してノリを鼓舞する…ということについては得意ではないけれど、繊細なメロディや歌詞や歌世界を表現する分野では独特のものがあると思います。フォアグラウンドな音楽で世界に太刀打ちしようとしても、身体能力の制約上、短距離走で金メダルを狙うこととが難しいのと同様に、やはり難しい。しかし、UGC(User Gnerated Contents)、CGM(Consumer Generated Media)の世界ではその価値観だけが唯一絶対というわけではありません。そうではない価値観を持つ人々同士でクラスタ化される側面があります。初音ミクから派生したボーカロイドシーンの盛り上がりは、「歌を歌う」という機能を持つソフトウェアが派生した結果、ある種の世界観や音楽的な雰囲気がひとつの文化圏を作っていき、クラスタ化していった状況だと思っています。

アドビの調査でも最もクリエイティブな国は日本、都市は東京だと結果が出ています。しかし、日本人は自信がないそうです。

「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信がない──Adobe調査 – ITmedia ニュース

「最もクリエイティブな国」は日本、「最もクリエイティブな都市」は東京──米Adobe Systemsによる「クリエイティビティー」(創造性)に関する調査でこうした結果が出た。日本は世界からクリエイティビティーを高く評価されているが、その日本人は自らをクリエイティブだとは考えていないという興味深い内容だ。

調査は今年3月から4月にかけ、米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人5000人を対象にオンラインで実施した。

「最もクリエイティブな国」として36%の回答者が日本を挙げ、米国の26%を10ポイント上回ってトップだった。英仏独では日本を挙げた人がトップだったが、米国と日本では米国を挙げた人が最多だった。

「最もクリエイティブな都市」として挙がったのは東京が30%。ニューヨークの21%、パリの15%を上回っている。英仏独に加え、米国でも東京だと答えた人がニューヨークを挙げた人を僅差ながら上回っていた。一方、日本ではニューヨークを挙げた人が最多だった。「日本以外では各国の人々が自国に対して持つプライドが明らかに示され、英、独、仏の回答者は自国とその都市が日本の次に最もクリエイティブであると考えていた」(同社)

ただ、自らを「クリエイティブだ」と考えている日本人は19%にとどまり、ダントツの最下位。平均では39%で、米国では52%がそう考えていた。自らのクリエイティビティーを発揮できているかどうかという質問に「はい」と答えたのも日本ではわずか17%にとどまった。クリエイティビティーが経済成長のカギになると考えている人も日本は最低(76%)だった。

(後略)

クリエイティビティは日本の強みです。しかし、不況が続くと創作物にお金を出さなくなり、お金がなくて創作活動をやめるクリエイターも増え、日本の文化・芸術が衰退してしまいます。だからこそ私は強くデフレ脱却を主張するのです。日本の文化・芸術・クリエイティビティ―を守るためにも、クリエイターのみなさんは経済に関心を持った方がいいと思います。まずは以下の動画から!


伊藤:90年代までは「いかに広く宣伝して、広く売るか」ということを競っていたように思いますが、そこから一気に営業の数字が伸びなくなりました。今は『アナ雪』やEXILEと同じ売り方ができない99.9%のミュージシャンにとっては、「いかに狭く売るか」という試みが大事だと思います。例えばLD&Kさん(参照:LD&K大谷秀政社長インタビュー「CDの売上が3分の1でもアーティストが存続できる形を作ってきた」)などは、音楽だけではなくファッションやライブ空間といったライフスタイルを一気通貫でひとつの価値観に束ねて、ブランドにしている。そういった意味での「レーベル」なんです。それを価値として提示する、深くお客さんに楽しんでもらうことが重要ですね。

僕が考えることもそれと同じです。同人CDをいきなり一般の流通で売ってブレイクするかと言えば、そうではない。一方で、同人イベントで行列ができるような人もいます。ある種のクラスタを形成できる価値を中心軸に、いかにピンポイントでキャッチーにブランディングするか、その価値をいかに顧客に伝えて情報を提供するか、ということが重要です。それはカフェやフェス、書籍という形もいい。音楽とは違う形を利用することにより、音楽、アーティストの価値をより深く消費してもらう。それが「いかに狭く売るか」ということであり、これからのプロデュース方法だと思います。そこで「原盤というものはコピーできる」という事実を前提として、コピーできるものを気持ちよく買ってもらうために「原盤を買うのではなく価値を買う、共感を与える」という見せ方や売り方が大事になってきます。

人々は「価値のある情報」にお金を払っていました。しかし、ネットユーザーは「価値のある情報」にはお金を払わないけれど、「自分の欲しい情報」にはお金を払います。

同様に音楽でも、今や「人気のある音楽」や「(世間的に見て)価値のある音楽」にお金を払うとは限らないけど、「自分が好きな音楽」にはお金を払うんですよ。私だったら、ボカロトランスやボカロトロニカには喜んで買います。

マス向けの商売が成り立たなくなって、パーソナライズが重要になってくる点で、メディアと音楽は似ています。それどころか、マスコミの影響力が一番落ちたのが音楽だと思います。

いかに狭く売るかには、それぞれの個人に合った音楽を提案してくれる仕組みが重要だと思います。Amazonのおすすめ商品みたいな感じ。それこそ統計とかビッグデータとかプログラミングとかの出番になってくるんでしょうな。

――ボーカロイドを中心とするムーブメントは、とても盛り上がった分、これがピークだと見ている人もいるかもしれません。今後も広がっていきそうですか?

伊藤:これからでしょうね。現在のクリエイティブな動きをさらに定着させるためには、クリエイターにお金を分配する仕組みが必要ですが、それがなかなか難しい。例えば、iTunesで2012年にビートルズの配信が始まったときには、サンフランシスコの街中の看板が全てビートルズになりました。こういった動きをみると、「今のアーティストは過去のアーティストとも競争しなければいけない」と思う。有名になった過去のアーティストは、すでにブランドが出来上がっているので、それだけである程度のパーセンテージが売れていきますから。コンテンツが積み重なる量に応じて人々の収入が増えていけばいいのですが、そうはならないので、1アーティストあたりの期待値が下がっていくことになってしまう。こうしてお金という価値ですべてのものを評価してしまうと、次第に割に合わなくなっていくのは必然です。

これはボカロにも言えることで、有名Pや過去の有名ボカロ曲とも競争しなければいけない状況になっています。有名Pもすでにブランドが出来上がっているので、そのPの新曲が投稿されると「○○Pの新曲だ!」って見る人が多くある程度の再生数を確保できます。また、定番となったボカロ曲の再生数はボカロを知らない人やボカロを聞き始めた人が優先的に見るので伸びやすいです。

これからボカロPを目指す人、ボカロを始めたばかりの人は、無理に有名Pになることやボカロ曲でお金を稼ぐことを考えず、好きな曲を地道に公開すればいいんじゃないんでしょうか。

「初音ミク V3」のダウンロード発売が開始

『初音ミク V3』が、SONICWIREでダウンロード販売スタート! – SONICWIREブログ

SONICWIREでは、2014年10月6日(月)より、従来パッケージ版のみで販売されていた『初音ミク V3』と『初音ミク V3 バンドル』のダウンロード販売を開始いたしました。

『初音ミク V3』と『初音ミク V3 バンドル』のダウンロード版は、パッケージ版と同じ収録内容で、オリジナル『VOCALOID2 初音ミク』と、『初音ミク・アペンド』から選抜した5つの歌声(『初音ミク V3 バンドル』は英語音声ライブラリーも同梱)を磨き込んで収録しているほか、次世代型ボーカルエディタ『Piapro Studio』、200種類以上の楽器を収録した音楽制作ソフト『Studio One Artist Piapro Edition』も付属しておりますので、ボーカルトラックから伴奏制作まで、手にしたその日からすぐに音楽づくりを楽しめます。

今までEnglishしか販売されていなかった「初音ミク V3」のダウンロード版が販売されました。

また、VOCALOID3追加音声ライブラリー『初音ミク V3 VIVID』と『初音ミク V3 LIGHT』のダウンロード販売も同時に開始いたしました。

『初音ミク V3 VIVID』と『初音ミク V3 LIGHT』は、『初音ミク・アペンド』に収録されている音声ライブラリー[VIVID]、[LIGHT]を、さらに磨きこんで収録したVOCALOID3用追加音声ライブラリーです。VOCALOID3エンジンへの最適化に加え、音質の調整と音素の追加を行うことにより、『初音ミク V3 VIVID』は以前よりも増して滑舌が明瞭でハキハキした声に、『初音ミク V3 LIGHT』はより勢いのある、明るくさわやかな声が特徴です。

さらに、「VOCALOID2 初音ミク」「初音ミク Append」「初音ミク V3」の全てを所有し、ユーザー登録してあるユーザーに期間限定で無償配布された追加ライブラリー、VIVIDとLIGHTも販売されました! 私的にはVIVIDとLIGHTがお蔵入りにならなくてよかったです。

ただし現時点ではSONICWIREの英語版ではEnglishしか販売されていないようです(KAITO V3、MEIKO V3は販売)。海外からでもミクの日本語ライブラリーが買えるようになるといいですね。また、VIVIDとLIGHT以外のライブラリーのばら売りもすれば買いやすくなるかも。

いずれにせよ、私はEnglish、VIVID、LIGHTも含めて既に持っているので関係ないけど。

ギターを弾くと初音ミクが歌うエフェクター「MIKU STOMP」の紹介記事

GIGAZINEでギターを弾くと初音ミクが歌うエフェクター「MIKU STOMP」の紹介記事が公開されていました。

ギターを弾くと初音ミクが歌うエフェクター「MIKU STOMP」で「千本桜」などの曲を演奏してみました – GIGAZINE

シンセサイザーなどの電子楽器やDJ/VJ用機材などのメーカーであるKORG(コルグ)は、ギターを演奏して初音ミクを歌わせることができるコンパクトエフェクター「MIKU STOMP」を10月下旬に発売します。今回はそんなMIKU STOMPを一足先に借りることができたので、いったいどのような演奏が可能になっているのか確かめてみました。

私はギターを弾かないのでエフェクターが何かも知らないし、説明しようもありませんが、デモ動画もあります。やっぱりポケットミク(学研が発売した演奏するとミクが歌うシンセサイザー)の音色に似た感じ。

知識がないためこれ以上に何も言いようがありません。興味のある人はどうぞ。

「巡音ルカ V3」のデモソング&詳細が公開

最後は現在開発中の「巡音ルカ V3」について。これが一番書きたかったことだった。

今まで詳細が伏せられてきたルカV3ですが、ついにリリース時期とシルエットが公開されました。シルエットは変更になるかもしれないということです。

新機能

かねてからルカV3には新機能が実装されると発表されてきましたが、10月から11月にかけて詳細が発表されるようです。新機能の実装は日本語版が中心となるそうです。

現時点で公表されている新機能は「ファルセット」と「ルカの声色を可愛くする拡張機能」です。

 

NYコミコンでの発表

また、ニューヨーク・コミコンでルカV3の英語DBのデモソング「Just Be Friends」が公開されました。

今までのルカ英語DBよりもはきはきしている印象です。

ルカV3が2015年第1四半期、リン・レンV3は2015年第3四半期にリリースされる予定であることが発表されました。アメリカの四半期(Q1=1~3月、Q3=7~9月)として考えると、wat氏のツイートで公表した「来年の初め」というリリース時期にも合います。ということはリン・レンV3のリリース時期は来年の7~9月になるのか?

さらに、リン・レンV3の英語DBも開発中であることも発表されました。リン・レンだけ英語DBがないのは考えられませんからね~。

もっと詳細が発表されたら、別記事を書くかもしれません。

私のV3購入計画

ルカV3もリン・レンV3も買う予定です。ただ、問題がふたつあります。

一つ目はディスクの容量。V3になるとトライフォンが導入されるし、リン・レンは英語DBも二人分なのでさらに容量が大きくなることが予測されます。私のPCに入るのかどうか心配。先にSSDを買ったほうがいいかもしれない。

二つ目はリン・レンAppendも買ったほうがいいか? Appendの声は好きで今すぐにでも欲しいけど、予算の問題と前述のディスクの問題で断念しています。今買っても9ヵ月後にV3が出るんだったら無駄になるような気がする。でも、Appendを持っていたら特典が受けられるかもしれないって悩んでおります…。

いずれにせよ、予算と相談しつつ、今後発表されるであろう詳細を見ながら考えますけどね。

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