Windows 10 Technical Preview公開で、ここ1週間はWindows関連の記事が多いです。
1記事にするには短すぎる、かといってTwitterでは文字数制限をオーバーしてしまう、そんな気になる記事を取り上げていきたいと思います。
あくまでも感想文を何も考えずに書いているので、読みづらいかもしれません。
タッチ対応ノートの需要減速、メーカーが開発中止
やっぱりタッチ対応ノートの需要がなかったんですな。
【やじうまPC Watch】タッチ対応ノートの需要に陰り。メーカーが開発中止へ – PC Watch
台湾DIGITIMES誌は29日付け(現地時間)で、需要が予想を大幅に下回ることから、ノートPCメーカー各社が第4四半期向けタッチ対応ノートPCの開発を中止したと報じている。
サプライチェーン上流関係者の情報を元に同誌は、スマートフォンとタブレットの興隆が、ノートPCの需要を減少させている一方で、ノートPCのユーザーは伝統的なキーボードとマウス(タッチパッド)の使用を希望しているとともに、ノートPCのタッチ対応は、価格上昇も招くことから、タッチ対応ノートは魅力が薄れていると伝えている。ノートPCメーカーは、今後も2-in-1機ではタッチ対応を継続するが、Ultrabook、ゲーミングノート、メインストリームノートでは、タッチ対応を取りやめるという。
一方、MicrosoftとIntelは現在もタッチ対応を強力に訴求しており、この件は両社の今後の動きにも影響を及ぼすと見られる。
現在、ノートPCメーカーはすでに、2015年登場予定とされるWindows 9がもたらすハード/ソフトの革新が需要を刺激してくれることに新たな期待をかけているという。
長時間タッチでノートPCを操作すると手が疲れるし、タッチパネルの分価格が高いし、そもそも何に使うの?って感じ。2-in-1(パソコンにもタブレットにも)だってパソコンとしては性能が低い・小さい、タブレットとしては重い・デカい・バッテリー稼働時間が短いので、「帯に短し襷に長し」 です。それに2-in-1も価格が高い。
いくらグローバル資本であるMS様やIntel様が2-in-1のゴリ押したり、補助金をつぎ込んだりしても、メーカーだって道楽じゃなくて商売でやっているんですから、需要の無いものを作り続けることは無理でしょう。
グローバル資本であるMS様やIntel様でさえも需要を予測できず、需要を牽引することができなかったのに、ましてや政府も同じことをやるのは困難です。やたら「補助金をー」とか「産業政策がー」っていう評論家がいますが、政府主導の産業政策のほとんどは失敗しています。様々な経済主体(消費者、企業)の行動で需給が決まり、新しいビジネスが生み出されていく。だからこそ経済は面白いのです。ただ、貨幣の需給の調整、すなわち金融政策は政府(または子会社である日銀)しかできませんが。
誰も8は求めていない
何を言っているんだかって記事。
Windows 10で実現される、Windows 8の夢 : ギズモード・ジャパン
今度こそ帰ってくるスタートメニュー、そして…。
Windows 8は、辛い思いをしてきました。それは未完成のポストデスクトップ時代のために生まれ、新しく風変わりなものを求めない多くの人たちに冷たく迎えられました。それと比べると退化のようにも見えるWindows 10は、一歩引くことで本来Windows 8が目指していたものになろうとしているのです。
多くの人は、Windows 8が嫌いです。本当に嫌いです。それは誰もが知るところで、嫌われるのも仕方ないです。Windows 8はわかりにくく、ぎこちなく、まるっきり矛盾していることもありました。でも、ちゃんとできていることだってあったんです。
まず「タブレットとデスクトップの融合」というWindows 8のねらいはスマートで、今はさらにスマートになっています。キーボードを取り外せるラップトップとかキーボードを付けられるタブレットとか、あらゆるハイブリッド端末はまだ主流ではありませんが、最終的にはそうなるはずです。インテルのCore Mプロセッサのようなテクノロジーは、フルのPCのパワーを今まで以上に小さなパッケージに詰め込んでいます。子どもたちもタッチスクリーンデバイスに囲まれて成長しています。
確かにみんな8が嫌いです。しかし、タブレットとデスクトップの融合を求めている人はどれだけいたんでしょうか? なんで最終的にハイブリッド端末になるっていえるのでしょうか? 本当に需要があるなら2-in-1も売れているし、タッチ対応ノートも開発中止にならなりません。
Windows 8のタイル・タイル・タイルのアプローチにはみんなうんざりでしたが、その裏の意図はわかっていました。従来のデスクトップのマウスフレンドリーな栄光は消えないまま、古き良きものが新しくて怖いもので隠されているだけです。ただ変化を受け入れられない、受け入れたくない人たちがいるんです。
ほとんどの人はOSで遊ぶのが主目的ではなく、いつも通りPCで作業をしたいだけです。パソコンに詳しくない人にとって新しい操作に慣れるのは案外苦労するんですよ。8でタイルを採用した意図なんて知った事ないんです。実際私もそんな意図なんて知りませんでしたw
マイクロソフトはつねに正しい方向へと走ってきました。でも、動きが性急だったために途中でつまずき、変化に困惑していた人たちから「だから正方形のタイルなんかより、昔の長方形のスタートメニューが良いんだ」と言われてしまったんです。
正しいのならタッチ対応ノートPCはもっと普及していたはず。大部分のユーザーはXPや7の延長が正しい方向だと思っています。
他にもWindows 8の残すべき特徴はあります。立ち上げ時間は速く、OneDriveが深く直感的に統合され、検索機能も素晴らしいものになり、その他新OSに期待されるパフォーマンス向上がありました。Windows 8は奇妙ではありましたが、壊れてはいませんでした。
8のメリットは理解していましたが、スタートメニューを廃止したこと、メトロに飛ばされることですべてが台無しになってしまいました。
でもライブタイルという「木」ばかり目立つあまり「森」が見えなくなっていて、良い面は評価されませんでした。Windows 8には非直感的で難解なジェスチャー類一式もそろっていましたが、それらについて説明されたのはWindows 8.1のときでした。我々テクノロジー好きはテック系サイトであらゆるショートカットを見つけたかもしれませんが、平均的なパソコンユーザーにとってはスタートスクリーンがトラップでした。
Windows 8.1とWindows 8.1 Updateで少しずつ状況は改善していきましたが、遅きに失し、修正も不十分でした。スタートボタンを「復活」させてスタートメニューは戻らないという、半端な対応でした。Windows 8.1 Updateではタイル右クリックでメニューが出るなどマウスフレンドリーな工夫が加わりましたが、枠組みはあくまでWindows 8のままでした。それらは改善ではありましたが、家全体が気に入らないときにカーテンだけ変えても根本的な解決にならないのと同じことでした。
- チャームが出しづらい→Windows+Cで一発で出せる→ショートカットキーを知らないと不便
- スタート画面が使いづらい→スタートボタン復活ソフトを入れればいい→フリーソフトを入れることができる場合のみ快適
- マルチディスプレイにすれば、一方にスタート画面、もう一方にデスクトップを表示できる→マルチディスプレイに投資できる人のみ快適
私が8を失敗って言うのは、上記の様にスキルや資金力があるなど一部の人のみ快適で、そうではない人は不便だからです。私が使うならスタートボタンを取り付けることができますし、デュアルディスプレイなので、8でもいいです。しかし、パソコンに詳しくない人や会社で使っている人や資金力がない人だったら8を使うのは困難です。
Windows 8は、ガンコな人類と、ガンコだけどたまには譲るというソフトウェア会社の消耗戦でした。従来のスタートメニューとWindows 8のスタートスクリーンは、本質的には同じものだったのかもしれません。でもスタートスクリーンがちゃんとできていなかったので、本来の意図とかどうでもよくなってしまいました。
頑固っていうかどうしたらいいのか分からないユーザーがほとんどです。
一方、Windows 10は鏡に映る像のようなものです。Windows 8とは双子の片割れ同士ですが、良い方の弟です。そこにはWindows 8の賢さが、昔ながらのWindows 7の皮に包まれています。タイルでいっぱいのスクリーンにデスクトップが隠されているのとは違います。すべてのパーツが同じでむしろ良くなっていて、レイアウトも慣れ親しんだものです。見方によっても変わるかもしれませんが、でもWindows 8が明らかにしたものが何かあるとすれば、それは見方こそすべてだということです。
私にとっては8の賢さは不要ですけど。
8がダメだっていうのは賛成ですけど、「タッチ対応は不可避」だって言いたい記事に不満です。まるで「消費税10%は不可避(キリッ」って言う人たちみたいです。
OSシェア、7の増加と8系の減少
まさかの7増加。そして8系の減少、不人気。
9月OSシェア、Windows 7が増加 | マイナビニュース
Net Applicationsから2014年9月のデスクトップOSシェアが発表された。9月はWindowsがシェアを増やし、Mac OS XとLinuxはシェアを減らした。バージョン別に見るとWindows 7がシェアを増やし、Windows XP、Windows 8.1、Windows 8がシェアを減らした。
Windows 7は単体で過半数のシェアを持っており、デスクトップ向けのOSとしてかなり強い影響力を持っていることがわかる。シェアを減らしているとはいえ、Windows XPは全体の4分の1程のシェアを確保。Windows 7とWindows XPはあわせて全体の4分の3程のシェアを持っており、デスクトップ向けのOSとして支配的なポジションにあることがわかる。
Windows XPのセキュリティアップデートは2014年4月のアップデートを最後に終了しており、早期により新しいバージョンのWindowsやセキュリティサポートが提供されている他のOSへ移行することが推奨されているが、依然としてかなり高いシェアを持っている。
8月と9月のシェアの差分も示してみました。
OS | 9月 | 8月 | 差分 |
---|---|---|---|
Windows 7 | 52.71% | 51.21% | 1.50% |
Windows XP | 23.87% | 23.89% | -0.02% |
Windows 8.1 | 6.67% | 7.09% | -0.42% |
Windows 8 | 5.59% | 6.28% | -0.69% |
Mac OS X 10.9 | 4.05% | 4.29% | -0.24% |
Windows Vista | 3.07% | 3.02% | 0.05% |
Linux | 1.64% | 1.67% | -0.03% |
8.1と8で合計1.11%減少する中、7の増加分は8系の減少分を上回っています。また、XPが小幅にしか減少していないのもすごいです。7が「第2のXP」って言われる所以ですねw
32bit版Windowsのシステム要件は現在の平均的スマホ以下
Windows 10はシステム要件を引き上げるべきか | スラッシュドット・ジャパン IT
先日提供が開始されたWindows 10 Technical Previewでは、システム要件がWindows 8/8.1とほぼ同様のものになっており、64ビット版ではインストールに必要なディスク空き容量が減少している。Windowsの基本的なシステム要件はWindows 7から変わっておらず、32ビット版に関していえばWindows Vista(Home Premium以上)から変わっていないことになる(HotHardwareの記事、 本家/.)。
Windows 10 Technical Previewのシステム要件は、CPUが1GHz以上、メモリーは32ビット版が1GB、64ビット版が2GB、DirectX 9対応でWDDMドライバー付きのグラフィックスカード、16GB以上のハードディスク空き容量、Microsoftアカウントとインターネットアクセスとなっている。32ビット版のシステム要件と比較すると、現在の平均的なスマートフォンの方が高性能といえる。
HotHardwareの記事では、Microsoftが古いOSや古いシステムのサポートを続けるべきとする意見について、旧製品を短期間で終息させようとした時にこそMicrosoft製品は大きな飛躍を遂げていることを無視していると主張。1年でパソコンが古くなり、2年で使い物にならなくなっていた時代に戻す必要はないが、32ビットプロセッサーを切り捨て、デュアルコアプロセッサーやDirectX 10をサポートするグラフィックカードをシステム要件としたらWindowsはどのように変わるだろうか。/.Jerのご意見はいかがだろう。
Windows 10 Technical Preview のシステム要件は以下。
Windows Technical Preview をインストールする前に – Microsoft Windows
- CPU: 1 GHz 以上
- メモリ: 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット)
- ハード ディスクの空き容量: 16 GB
- グラフィックス カード: Microsoft DirectX 9 グラフィックス デバイス (WDDM ドライバー付き)
- Microsoft アカウントとインターネット アクセス
今どきのPCで、CPUが1GHz以下のものは珍しいし、メモリーも最低4GB搭載のものが多いです。ここ数年のPCなら楽にクリアしてしまう条件でしょう。
Vistaのときはシステム要件が高すぎたことがVista悪評の要因の一つになりました。その反省からマイクロソフトは7以降、Windowsのシステム要件をほとんど引き上げなくなりました。
ただ、マイクロソフトを弁護しておくと、XPとのブランクが大きすぎたこと、PCメーカーがメモリー512MBでVista搭載っていうふざけたPCを出していたことも大きいです。また、VistaはPCの性能の引き上げにも貢献したともいえるでしょう。現在は逆にオーバースペックですがw
驚いたことは、32bit版Windowsのシステム要件よりも平均的なスマホのほうが高性能になっているってことです。もしかしたらスマホにWindowsを入れても動くんじゃないでしょうか? スマホで使いやすいかどうかは別としてw
なぜ9ではなく10なのか?
上記で取り上げたことを含め、今のPCやWindowsを取り巻く状況がまとまっている良記事。
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:なぜ“9”ではなく“10”なのか?――Windows 10の謎に迫る (1/3) – ITmedia PC USER
Windows 9、Windows TH、Windows One……、さまざまな予想がネットで飛び交った次期Windows OSの名称は、意外にも「Windows 10」だった。米Microsoftの発表内容に関するいくつかの疑問を整理し、考察する。
米Microsoftは9月30日(現地時間)、次期Windows OSとして、Threshold(開発コード名)こと「Windows 10」を正式発表した。2014年10月1日よりテクニカルプレビュー版の配布が開始され、2015年後半に製品が正式リリースされる見込みだ。
今回は、このイベントで発表された内容を俯瞰(ふかん)しつつ、いくつかの疑問を整理し、それぞれについて考察していく。
なぜ10なのか色々な噂が飛び交っているようです。私もくだらない考察をしていましたw ここでは有力な説を取り上げてみます。
別のうわさとしては、エンタープライズ向けに記述された一部のカスタムアプリケーションにおいて、Windows 95/98のバージョンをまとめて判別するために「Windows 9」という文字列を用いたコードが存在することをMicrosoftがテスト段階で認識し、あえて問題の発生を避けるために「Windows 9」の利用を止めたという真偽不明の話がSNSで流れている。
実はMicrosoft内部にこういう手抜きのバージョン判定をしているプログラムが多数存在していたのが原因……という考えもなくはないが、依然推測の域を出ていない。
まずは、一部の古いプログラムがOS名が「Windows 9」で始まるという理由で新しいWindowsをWindows 95/98と判別してしまうからと言う説。実際、「if(version.StartsWith(“Windows 9”))」を検索すると多数出てきます。未だにそのような古いプログラムを使い続けているユーザーに対してマイクロソフトは知ったことではありませんが、万が一誤動作した場合マイクロソフトに苦情が殺到するのは必至です。そう考えると合理的な理由だと思いますが、あくまでも憶測です。
このほか、インターネット上でこの件に関していろいろ検索していたところ、英語で「Q: Why did Microsoft choose Windows 10 instead of 9?(なぜMicrosoftはWindows 9じゃなくて10を選択したの?)」「A: Because 7 8 9」というやりとりを多く見かけた。
これは有名な英語ジョークの1つで、「Why was 6 afraid of 7?(なぜ6は7を怖がるの?)」「Because 7 8 9(それは7が9を食べたからだよ=Seven Ate Nine)」というやりとりをもじったものだ。
これ自体は何が面白いのかよく分からないが、「(現在も最大シェアを誇る)Windows 7が(不人気のWindows 8の後継となる予定だった)Windows 9を登場前に食ったので、その結果として新しいOSのWindows 10を出すことになった」というのなら、Microsoft流のジョークということになるのかもしれない。
次に「7 8 9」に引っ掛けて「Seven Ate (Eightと発音が同じ) Nine」(7が9を食べた)って言うジョークからと言う説。「Windows 7がWindow 9を食った」ってことも示唆しています。確かに単なるジョークでしかありません。
他愛もないジョークではあるが、「Windows 7が後継OS(の存在)を食った」というのは、現在のMicrosoftにとって意味深な示唆となっている。過去の連載記事でも触れたが、今のMicrosoftにとって「Windows 7」は成功したOSである半面、次期OSへの移行を推進するうえで、非常に大きな壁となって立ちふさがっているのだ。
Windows XPのサポート終了に伴うOS移行問題では、(一部地域を除いて)苦労の末に一定以上の成果を挙げたが、コンシューマーとエンタープライズのユーザーを含めてその多くはWindows 7に滞在しており、Windows 8以降のOSへ移行していない。現在Windows 7の世界シェアは50%を突破しており、このままいくと2020年の延長サポート終了のタイミングで「第2のWindows XP」となる可能性さえ秘めている。
しかし、実際に「Windows 7が後継OSを食った」という状況になっています。前述のOSシェアを見れば明らかです。7が9を食ったので、7が第2のXPになるってことでしょうか…w
筆者がいくつか企業のPC導入事例を取材した範囲では、最近になり検証が終わった企業を中心にタブレットや2in1デバイスの導入を進める事例が急増しており、この場合はWindows 8(8.1)が選択されているという。Windows 7ではタッチ対応の部分で不利な面があるからだ。そのため、今年から来年にかけてWindows 8のユーザー比率は若干の上昇傾向が見られると考えられる。
何のためにタッチ対応デバイスを導入するのか?って思いました。しかし、営業が客に見せる端末、店頭で客に触らせる端末、工場用、屋外用など、特定用途の端末ならありかもしれません。何の目的もなくタッチ対応デバイスを導入するのだったら意味なし。
Windows 10 TPのIEとIIS、HTTP/2に対応
最後は誰得というトピックを紹介します。興味のない人はスルー推奨。
Windows 10 TPのIE、HTTP/2に対応 | マイナビニュース
Microsoftは10月1日(米国時間)、「Internet Explorer and the Windows 10 Technical Preview – IEBlog – Site Home – MSDN Blogs」において、公開開始した「Windows 10 Technical Preview」に同梱されているIEの新機能について伝えた。IE 11で実装されたSPDY/3機能をベースとしたHTTP/2サポート機能などが搭載されているほか、さまざまな新機能の追加や既存の機能の改善などが盛り込まれている。
Windows 10 Technical Previewに搭載されているIEはChakra JavaScriptエンジンにも改良が加えられており、特にパフォーマンスが向上している点が注目される。起動時間を短縮するための実行パイプラインのストリーミング化、実行時間短縮のためのJITコンパイラの改善、レスポンス性を改善するガベージコレクションの改善などが盛り込まれている。
Microsoftは同時にIEの開発に関して、同社と開発者との双方向の意見交換を可能とするためのプラットフォームとして「Internet Explorer Platform Suggestion Box!」を新たに設置したことも伝えた。同社はこうしたコミュニケーションに関する取り組みを進めると2014年4月に発表していたが、今回のプラットフォームはこの取り組みを具現化する最新版となる。
まずHTTPっていうのは簡単に言うとWebサイトを閲覧するときにWebサーバーとブラウザーが通信するプロトコル(約束事)のことです。現在広く使われているのはHTTP/1.1で、HTTP/2は新バージョンです。詳しくはググって下さい。
IEのバージョンは8.1と同じく11ですが、HTTP/2に対応しました。
IISもHTTP2喋るぞ!! pic.twitter.com/keYrGk0baj
— ゆき (@flano_yuki) 2014, 10月 6
また、IISのバージョンも8.1と同様に8.5ですが、HTTP/2に対応しています。
10 TP(またはServer TP)でHTTP/2を試してみたいって方はこちらをご覧下さい。基本的にはHTTPSを有効にするだけでHTTP/2が適用されるようです。もちろん証明書(※ローカルPC内で試すだけなら自己証明書でも可。ただし本番環境ではちゃんとした証明書を使ってね)が必要です。
記事ではServer TPを使用していますが、私が試したことろ10 TPのIISもHTTP/2でも対応していました。
HTTP/2が普及するのはまだ先だと思いますが、IEとIISの対応は普及への一歩となるでしょう(かっこよく締めてみたw)